昨年の11月に山耕のイージーオーダー会で作ったスーツです。1か月以上会社で眠ったままでした。今回は袖口を本切羽(本開き)にし、カフスのボタンホールの色も変えてみました。私としては初挑戦の試みでしたよ。
私達二人のスーツはウール100%の生地で作りました。
さて、スーツにはウール100%の生地のものや、ポリエステル混やポリエステル100%の生地があります。生地による大きな違いもあります。
まず、ポリエステル混にすると、生地の強度を強くします。そして発色がよくなり、ピンストライプ柄のスーツだと、色のコントラストをはっきりさせる役割があります。ポリエステルは吸湿性に乏しいので混率が多くなると熱がこもりやすく、ウール100%のスーツに比べて裏地に汗が貯まりやすくなります。
ウール100%だと、ウール特有のしなやかさと弾力性で曲線を作りやすく、ポリエステル素材が多くなるほど、糸の反発力が強くなり、スーツを立体的に見せるための肩回りや胸回りのドレープ(立体感)が作りにくいという特徴があります。
yamako セーフティーシューズマイスター 森
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